PDFの編集や変換、結合などの作業をオンラインやソフトウェアで行える「LightPDF」。
多機能で便利なツールですが、

「ファイルをアップロードするけど、安全性は大丈夫?」
「個人情報や機密データが漏洩する危険性はないの?」
と、セキュリティ面を心配する声も聞かれます。
この記事では、LightPDFの安全性に関する公式情報や、実際に利用しているユーザーの口コミ・評判を徹底調査。
LightPDFを安心して使うためのポイントや、考えられるリスクについて詳しく解説します。
この記事を読むとわかること
- LightPDFのセキュリティ対策(公式情報)
- LightPDFの安全性に関する口コミ・評判
- LightPDFを利用する上での注意点・考えられるリスク
- LightPDFを安全に利用するためのポイント



それでは、LightPDFについて調査した結果を解説していきます。
LightPDFとは?
LightPDFは、Apowersoft社が提供するPDF関連のソリューションです。
主に以下の機能を提供しています。
提供形態 | 主な機能 | 利用環境 | 特徴 |
---|---|---|---|
オンラインツール | PDF変換(Word, Excel, PPT, JPGなどとの相互変換)、基本的な編集、圧縮、結合、分割、署名、OCRなど | Webブラウザ | Webブラウザで動作 インストール不要 インターネット接続が必要 |
デスクトップソフトウェア | オンライン版より高度な編集機能、一括処理、ページ管理、注釈追加など | Windows/Mac | 高機能・多機能オフラインで利用可 安定した動作が期待できる |
モバイルアプリ | スマートフォンやタブレットでのPDF閲覧、簡単な編集、注釈、スキャン機能など | iOS/Android | 外出先で利用に便利スマホ/タブレットに最適化 カメラでのスキャン機能も搭載 |
手軽に利用できるオンラインツールが人気ですが、ファイルをアップロードする形式のため、特に安全性が気になるポイントとなります。
そこで次は、LitghtPDFの安全性に関する対策を確認していきます。
LightPDFの安全性について:公式情報から見るセキュリティ対策
LightPDFでは、ユーザーのプライバシーとデータセキュリティを重視していると述べています。
今回は、公式サイトのプライバシーポリシーの情報から、以下の対策を確認できました。
安全性について
GDPR(一般データ保護規則)に則り、お客様の情報への権限のないアクセスを防ぎ、情報を安全に保持するために然るべき技術的・組織的措置を取っています。
弊社では然るべき安全対策を取るために第三者機関を必要とし、それらの機関へお客様の情報を転送する場合がございます。
https://lightpdf.com/jp/privacy
アップロード・保存されたファイルについて
弊社のオンライン/デスクトップアプリの中には、無料ウェブホスティングサービスがあります。
ご希望であれば、これらのアプリケーションで作成されたファイルを弊社のクラウドサーバーにアップロードして、いつでもアクセスすることができます。
弊社のサーバーに保存されたすべてのファイルの安全を保障いたします。
https://lightpdf.com/jp/privacy
データの保持について
弊社のアカウントへ登録すると、アカウントが存在、あるいはお客様にサービスを提供する必要がある限り、お客様のアカウントに関連する情報を弊社は保持します。
お客様がアカウントを削除された場合、即座に情報の削除を行います。
ただし、以下にご注意ください。
(1)サーバーやバックアップストレッジからのこれらの情報の消去には多少の遅れがでる場合がございます。
(2)法的義務の順守、論争の解決、契約の施行のために必要であれば、弊社がこれらの情報を保持する場合がございます。その他の情報は特別な要求がない限り、弊社が保持します。
https://lightpdf.com/jp/privacy
具体的な手段や方法は明記されていませんが、必要であろう対策は講じられており、アカウントを削除した際には関連する情報も削除するなど、データの取り扱いに最善を尽くしていると感じました。
LightPDFの安全性に関する口コミ・評判
実際にLightPDFを利用しているユーザーは、安全性についてどのように感じているのでしょうか?
様々なレビューサイトやSNSでの口コミを調査しました。
【肯定的な口コミ・評判】
神AIツール「LightPDF」 PDFの膨大な情報から必要な内容だけ取り出したい! そんな時は「LightPDF」です。 PDFを読み込んだら、ChatGPTのように質問すればAIがPDFの具体的な内容をピンポイントで回答してくれます! しかもWordやExcelも対応してます。 使わないのはもったいないです。
PDFの編集・テキスト追加等であれば無償でできるので、ちょっとした編集に役立っています。元データがなくて困っている時にとても助かりました。また、PDFファイルの分割や結合を行いたい時にも純正のリーダーではできないため、このツールを活用しています。純正ソフトは高いですからね・・・
元データがなく、PDFに情報を追記したい時に役立ちます。クラウド上で手軽にPDFの編集ができますので、PDFの書き換えやテキストの追加もすぐに使えます。
ウェブベースでPDFの編集が可能なので、編集途中のPDFをクラウド上で保存でき、別の場所や別の人が編集を続けて行うことができます。
複数での共同作業ができることが気に入っています。
【懸念を示す口コミ・評判や注意点】
会社内での利用においては、ベンダーの信頼性が求められます。海外製ツールなのである程度仕方ないですが、セキュリティに関する国際規格の保有など信頼に値するツールであることがわかる情報を明示してくれると、社内の審査にも出しやすくて助かります。
編集作業は比較的軽い動作で処理時間がかかりませんが、注釈を挿入する際に若干もたつく印象がありました。(当方の通信環境によるものかもしれません。)
口コミ・評判の総括
- 致命的なセキュリティ事故や情報漏洩の報告は、現時点では見当たりませんでした
- 多くのユーザーは、日常的なPDF作業において問題なく利用できている様子
- 個人情報や企業秘密など、機密性の高い情報を含むファイルを扱う際には、オンラインツールへのアップロード自体に抵抗を感じるユーザーも一定数います(LightPDF特有の問題というより、オンラインサービス全般に共通する懸念と言えます)
まとめ:LightPDFは安全か?危険か?
LightPDFは、公式情報やユーザーの口コミを見る限り、一般的なPDF関連作業において、適切なセキュリティ対策が講じられており、多くのユーザーに安全に利用されているツールと言えます。
致命的なセキュリティインシデントの報告も見当たりません。
ただし、オンラインツールである以上、機密性の高いファイルをアップロードする際には、リスクがゼロではないことを理解しておく必要があります。
結論として
- 日常的なPDF編集・変換には、便利で比較的安全に利用できる
- 機密情報を含むファイルを扱う場合は、オンライン版の使用は慎重に判断し、デスクトップ版の利用や他の代替手段を検討する
- 利用する際は、公式サイトを利用し、基本的なセキュリティ対策(パスワード管理、ソフトウェア更新など)を怠らないことが重要
最終的には、扱うデータの重要性と利便性のバランスを考え、ご自身の判断でLightPDFを利用するかどうかを決めることが大切です。
まずは無料プランや、機密性の低いファイルでLightPDFを試されることをお勧めします。
無料で高機能かつオフライン利用できるデスクトップ版「LightPDF」の使い方については、以下の記事をご覧ください。


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